等洦が垂れる

エントロピーに花の泪を

工場見学

最近、取ってつけたように

「性格」が「病気」と判断されがちに思う

 

少し忘れがちや引っ込み思案も

お調子乗りや目立ちたがりも

新種の聞き覚えのない横文字が与えられている

 

些細なことも大袈裟にする力だろうか

 

そのどれもは「基準」という

人間の最も厄介な感性のせいだろう

 

 

何でも区別したがる性格はどんな病名だろうか

浄化

一通りの繁雑を載せた

 

気がつけば靡かれた先の景色を目の当たりにして

澱んだ記憶を回想するよりも

頃来の光景を忘却しない様に

 

 

事実上のは縁は

もう僅かとなった

 

今は澄んだ空気に包まれていよう

 

 

 

 

 

 

最後        は          、     、            、

メモリードロボー

波とか勢とか

普遍的に認識していたことが

今では郷愁めいている

 

世間感情の音頭取りは

矢庭に

影から

呆気なく来寇する

 

 

空き巣ではない

入る巣とでも言うのだろうか

 

盗まれるというより

改竄される様

 

眼前のことを

振り向きながら見る様

宵時の紮げり

待ち焦がれていた現実なのに

焦燥が邪魔をする

在るべき象

 

嘸かし妖艶で

寛大に抱擁してくれる

其方の貌

 

答えは分からないけど

互いの支柱に谺した

容ある物語を綴れただろうか

 

 

これから形作って行こう

 

 

身豊な境地で

余韻に浸りながら

家の庭の在処

「争いなんてつまらないから

以前の様な振舞いを」

 

、、、。

 

大人って思ったより大人では無いし

歳を重ねるにつれそれを感じる人は多いだろう

 

持論として、

『人の痛みがわかる人間』

こそが大人と考えている

 

痛みとは

物理的な痛みはもとより

精神的な痛みの方を連想する

 

無論間違いない

 

相手に嫌がらせや罵詈雑言

気持ちを汲み取らないまるで無機物に対する扱い方

 

惨憺たる状況

ましてや目前で行われているのなら

 

 

「痛み=気持ち」

なのだろう

 

 

相手の性格を覆させるほど無謀なことは無い

世界で唯一の無理難題