等洦が垂れる

エントロピーに花の泪を

2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

春ノートと春ノ音

脈の隙間という隙間を縫われるような 電撃が城を崩壊させている 我ながら古くから感興を覚えていたが 認知の広域化により それはさらに増力化される 「夜」の黎明期はいつだろう さぞ昔か 此の中不図耳にする奏は 情景までもが顕になる 溺れ飲み込まれ駆けて…

太陽香

貝殻内の空間は 一見暗闇で空閑と思われがちである 内部を必要以上に装飾を施しては寧ろ 気が滅入ってしまうだけ 限度も大切だがそれ相応の奔放も必要で たまには光を受け生を感じる ー小さな椅子に腰掛けてー 営みに於いて欠かせないシステムを 一度取っ払…

人体の神秘と猫の耳

癒しを追求するあまり 却って疲労が蓄積される 求めていたことと逆になることは よく起こること 自分は擽ったい感覚が好みだが 気に召す媒体が見つからない なにかこう、大海原を探検する気分に近い 秘宝と悲報もまた背中合わせ 紆余曲折繰り返すが いつもと…