等洦が垂れる

エントロピーに花の泪を

然らば、ようこそ

向き合った

 

幼少期の苦節を

頃来まで持ち込んでは

自己形成の阻害に加担しても

それでも邃く沈んでしまっていた

 

思い邊すと限りが無い

情けなかった

 

 

其れは月旦評の項目であり

人間の神秘的、とりわけ稟質的に具わっているに越したことは無い

 

勇を鼓した甲斐が有った

 

こんな醜態を晒して悪かった

次からは支障なく事を流すはず

 

屹度、何時か

傾がるも程なくして

今、空想の布団の中で

覚束なく散歩をしている

 

拭き残した成果を他人に擦り付け

足早と退路を辿る

 

 

主食を持ち合わせていても

喫する機会は少ない

 

況しても藝術的になった猫に

架空の自分は

一つ浸ることを隅で期待している

 

 

彼の風情は

 

悪めない

 

寧ろ

時限の檻

不甲斐なさや未熟の頭角を

出せる時に出しておけ

 

何をやっても許される瞬間を

決して逃してはならない

 

他社から見る自身の形成過程は

それ程信用されていないもので

それ程の差異も有りやしない

 

主体性の欠如

 

今はそれでいい

 

バースデーエラー

「知る」ことは

同時に何かを失うことでもある

 

自分の中の答案と

相手の中の正解の差異に

悉く打ちのめされることも多々

 

妄想は都合がいい

有利にしか考えられないし

 

頭の中の赤色が

いいように踊り狂ってやがる

 

思い通りにならないし

重い道理にかなわない

巻き戻し

一つの集団から退き

自作的に月日を流して門出を迎えた

 

去り際にも様々な形があり

変に固執する姿は早めに隠さなければ

後味の悪い印象を与える

 

自己の身勝手と

相手の感覚との相違を察すること

 

 

「存在」は何処にいても付き纏い

当人が消えたとしても透明な姿で残り続ける

 

 

もう一度自分が必要とされる居場所を探す旅